激安ソフトはクソゲーなのか。新品と新品未開封品のカラクリも

ブログ

2019/02/16

ゲームショップおきぬとシルバリオです。

某ゲームショップではよくセールを行っています。
某量販店では1500円以下の中古ソフトを5本以上買うと半額に！
みたいなのをやっていますよね。
あれはいわゆる在庫処分と、新たに中古ソフトを陳列するための棚卸しのようなもの。

本当は付け値で売れたほうが良いのですが、同じソフトが売れ残り
何年も同じ場所でホコリを被っているのは回転率が悪く好まれません。
そんなときにセールで整理してしまうのです。

ドリームキャスト在庫一覧はこちら
https://game.syn-shop.co/archives/category/item/dc

PS1在庫一覧はこちら
https://game.syn-shop.co/archives/category/item/ps1

格安ソフトはクソゲーだから？

値段の安いソフトがあります。
面白くないから安く売られているものも確かにあります。
しかし、値段の付け方には理由があります。

1つは大量に流通しているソフトの場合
「モンスターハンター」シリーズや「ポケモン」シリーズ、「妖怪ウォッチ」シリーズが良い例です。
ポケモンは意外と値段が下がりにくいですがセール対象になりやすいですね。
100万本クラスの出荷本数になると中古品でも売れにくく、結局値段が下がります。

もう1つは買い取り価格がそもそも低い場合。
このパターンにはクソゲーが入ってきます。
それでも単純に人気がなくて買取価格が低くなる場合は多いです。
その後人気が再燃して価格が高騰する、なんてこともあります。
ファミコンソフトが良い例で、スーパーファミコン全盛期にはファミコンソフトが捨てられていました（ゴミステーションとかに）
「ファイナルファンタジー1+2」新品が50円とか、そういう時代もあったのです。

今でこそ価値があるタイトルはたくさんあります。
いま価値がなくても今後高まることもあります。

ある日突然レアソフトが消えることがある

昔こんなことがありました。
突然外国の旅行者がゲームショップになだれ込み、ショーケースの高額ソフトを買い占め始めます。
特に「斑鳩」「レイディアントシルバーガン」といったレアソフトをバンバン買っていったのです。ショップをはしごしての買い占め。
あとから聞くと、それはアメリカのゲーム開発者だったとのこと。
その結果在庫が不足して値段がさらに高騰したこと。
開発の参考にするためわざわざ買いに来ているらしいこと。

今でこそsteamでゲームをダウンロードしたり、youtubeでプレイ動画を見たりできますが、当時はまだまだオフラインでした。
ある日突然海外のゲーム開発者が日本でゲームを買い占める、なんてことが実際に起こります。
価値というのは変動するのもので、「安いからクソ」ではないのです。

むしろ「安いうちに買う」が正しい。

PS1やPS2なんかはPS5で互換性がある、なんて噂も立ち始めています。
実際にそうなった場合、おそらくPS2ソフトの価値は上昇するでしょう。
480円とかで売ってるワゴンセールで買えるうちに買っておくと、将来幸せになるかもしれません。
レアソフトはもっと値段が上がるし、市場から中古ソフトが消えるし。
ユーザーにとっては負担が大きくなってしまいます。
そんな時こそ問屋にある新品在庫の購入が最も安全なのかもしれませんね。

新品ソフトと新品未開封のマジック

話は変わって新品ソフトの定義について。
当ショップでは問屋、業者間取引によって入荷した商品を「新品」としています。
これは一度も消費者の手に渡っていないことを意味します。

新品ソフト一覧はこちら
https://game.syn-shop.co/archives/category/item/new

某フリマアプリや某大手ネット通販サイトではよく「新品未開封」の表示が見受けられます。
「当店の商品は新品・未開封なので安心です」
何が安心か不明ですが、これが新品として売られています。
しかし、取扱店が古物商で買い取りした商品だったという。
「新品」であれば「未開封」とわざわざ書く必要ないんです、だって新品なんだから。
（昔のソフトでシュリンクのないものもありますが）

この場合は新品ではなく「中古品」です。
シュリンクが破られていない、誰も開けていないから「新品」ではありません。
買い取りした時点で「中古品」です。
フリマアプリでも販売者が一般人であれば人の手から渡るので「中古品」です。
古物商の免許を持っていても、未開封品を店で「購入」したのであれば「中古品」です。